胸が痛いなどの緊急症には降圧することが必要

心臓の疾患を持っている人の多くは過度な運動をしたり急激な温度変化に遭遇したりすると胸が痛いという症状になることが有ります。これは心臓が異常な状態になりその動作を制御できなくなった状態で、早急に何らかの措置を取らないと心臓に血液が行き渡らなくなり最悪の場合停止して死に至る危険があります。
一般的に心臓疾患を一度でも経験した人であれば、降圧剤としてのニトログルセリンを処方されている人も少なくありません。ニトログリセリンは服用すると血管を強制的に拡張し血流を良くする効果があるため、緊急時には血圧を降圧する作用があります。その為急に胸が痛くなるといった緊急症に於いては一時的に痛みを和らげたりする意味では効果があります。しかし、決して恒久的な対応ではなくあくまでも緊急症に対する対応となるため、遅滞なく救急車を呼んで医師の診療を受けることが大切です。
また、胸が痛いといった緊急症の中には、降圧をしてはいけない、すなわちニトログリセリンを服用させてはいけない場合もあります。それは低血圧の人の心筋梗塞です。心筋梗塞は高血圧の人ばかりが発症するのではなく、低血圧でも血中脂質が高い人には発症の危険があります。しかしこの場合、ニトリグリセリンを服用したのではさらに血圧を下げてしまう事となり低血圧症で死亡するケースも報告されています。また、緑内障や脳卒中の持病を持っている方に対しても副作用があり使用することは控えた方が良いのです。
しかし、一般的には胸が痛い症状は高血圧による発症が多いものです。この場合には頬っておくと重篤な事態になるリスクが非常に高いものなので何らかの対処が必要です。本人がニトログリセリンを所持しているのであればまずは服用を促すことが大切です。